公開質問状

石垣市長選挙投票日を間近にして、石垣島しっぽの会は、両候補に動物愛護に関する質問をしました。
そして選挙戦お忙しい中にも関わらず、回答をいただきましたので
質問と共に、その全文を広くお知らせいたします。

(以下、質問書・回答内容)
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 対人口比で、犬猫の殺処分数が全国ワースト1になる年が多い沖縄県。その中でも特に捨て犬捨て猫が多い石垣島で、不幸な犬猫を減らし、団体・市民ボランティア・行政が協働し、動物愛護精神の普及を図り、人と動物の共生社会を実現することを目的として2012年に「石垣島しっぽの会」として活動を始めました。
 次期石垣市長候補でいらっしゃるお二人にぜひお考えをうかがいたく、このような形でまとめさせていただきました。ご回答いただけましたら、幸いです。

質問1. 
 2012年より石垣市は沖縄振興特別推進交付金(一括交付金事業)の一環として、「南の島の猫アイランド事業」を開始しました。これは新港地区で増え続ける捨て猫対策で、新港緑地公園の衛生・環境保全のため、増える捨て猫を一斉捕獲し避妊去勢等を実施し、これ以上増やさないようにし、観光都市としてふさわしい清潔な公園管理と市民生活の環境保全に努めることが目的です。
 この事業は「石垣島しっぽの会」が現地ボランティアとして、「公益財団法人どうぶつ基金」の避妊去勢手術費用支援を受け入れることで実現しました。2012年10月、数日間に及ぶ一斉手術が行われ、100匹以上の猫の手術を行い、のべ百名近くの市民ボランティアが参加しました。その後、新港地区の猫はいったん数は減っていきますが、新たな捨て猫も後をたたず、次々と追加手術を行わなければなりません。2013年度も、石垣市事業として新港地区の猫避妊去勢手術は継続しています。いったん手術の手を止めれば、今後新たに捨てられる未手術の猫が繁殖を始め、1年に100匹単位で増えてしまいます。
 そこで質問です。2014年度以降も石垣市としてこの問題に継続的に取り組むことに賛成されますか?

中山氏:事業を継続いたします。
2012 年度に行いました「南の島の猫アイランド事業」は一定の成果を収めましたが、逆に「新港地区に置いてくれば、無料で不妊手術をしてもらえる」という考えから、捨て猫が後を絶たないこともまた事実であります。
しかしながら市としましても、現在の状況を放置することは到底できませんので、監視カメラの設置等、新たな捨て猫がなされないような対策を講じながら、2014 年度も同事業を継続いたしたいと考えております。

大浜氏:賛成します。



質問2.
 東日本大震災以降、次々と起こる大規模な自然災害、そして尖閣周辺の国際情勢など、私達の平和な暮らしが脅かされる事態がいつ起こるかわかりません。そのような非常事態に住民避難が必要になった場合、ペットをどうするか?という問題があります。
 環境省は昨年「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を制定し、そこには「自治体等による動物救護活動の必要性」が明示されております。
 昨年の伊豆大島の土石流後、役場は最初ペット同行を認めず、置き去りにして島を離れた飼い主も多くいましたが、その直後東京都から同行避難指示が出て、現場は大変混乱したそうです。同行避難のためには飼い主が普段から準備すること、獣医師会との協力など必要な条件は多々ありますが、まず石垣市の方針として同行避難を認めるお考えはありますでしょうか?
 3月7日〜13日にかけて、しっぽの会では「写真展・同伴避難」を大濱信泉記念館で開催いたします。これは、福島第1原発事故による避難区域から新潟県内の避難所にペット同伴で避難した10組のご家族の姿やエピソードを紹介する作家児玉小枝さんの作品です。この写真展にぜひご来観いただけますでしょうか?

中山氏:私自身、動物が好きなため、災害で現地に残された福島のペットの問題には心を痛めており、ペットを置いて避難を強いられた被災者の心中をお察しいたします。
写真展にはぜひお伺いいたしたいと思います。また、もし石垣市が災害に見舞われたときには、ペットの同行が可能な避難の仕組みを作ることも考えております。また同行可能な避難所には、ペットフード等の用意も必要かと思われますので、今後検討してまいります。
避難された方々の心のケアのためにも、ペットの同行は有効だと考えておりますので、積極的に推進してまいります。

大浜氏 :日程調整のうえ、是非参加します。



質問3.
 捨て犬を減らす最も確実な手段は、飼い犬の不妊手術です。繁殖制限は法律でも定められています。そのために助成金を出している自治体は全国に多数あります。次々と捨てられ無駄に殺されていく命を減らすために、石垣市も助成金制度を設けることについて、お考えをお聞かせください。

中山氏:このたびの選挙のマニフェストにも殺処分ゼロを掲げております。沖縄県は殺処分数全国ワースト2位という不名誉なことになっておりますのは承知しておりますし、郊外はもとより、市街地にも放し飼いや捨て犬が増加しており、私同様、福祉保健所の職員も危機感を抱いております。
捨て犬や放し飼い犬を減らすためには、飼い主の意識向上、不妊手術の励行、そしてペットの終生飼育キャンペーンを可及的速やかなに実施することを考えております。

大浜氏:他市の状況、石垣市の財政状況をみながら対応します。


質問4
 不幸な犬や猫を減らすための使途に限定した”ふるさと納税”受け入れを可能にできるでしょうか?

中山氏:犬や猫に限らず、ペット全般の終生飼育を目的とした啓発活動をするためには、費用もそれなりにかかることを承知いたしております。不幸なペットを少しでも減らすことに使途を限定した「ふるさと納税」というお考えは、十分実施可能ですので、新年度より実施してまいります。 

大浜氏:前向きに取り組みます。 


 ペットの社会における地位は、この数年で大きく変化しております。
 石垣島しっぽの会は、この数ヶ月ペット用火葬施設の設置を求めて署名活動を行ってまいりました。これまでに約3,000名の署名が集まっています。
 現在の石垣市は、ペットの死体は燃えるゴミ袋に入れて生ゴミとして扱っています。家族同然にかわいがってきたペットを、ゴミとして出さねばならない飼い主の心情をお察しください。実際にクリーンセンターまで持参したものの、耐えきれず泣く泣く持ち帰る人もあり、現場の職員さんも大変つらい思いをされています。沖縄本島のペット火葬業者に数万円を支払って、火葬を依頼する人も多数います。またそれがいやで、砂浜など公共の場に埋葬する人もおり、新たな問題を引き起こします。
 石垣市の新火葬場建設の話がほぼ決まっているこの時期に、市内でペットの火葬ができるようにならないかと市長にお願いすべく署名を集めました。ところが今月になって、民間企業がペット葬祭施設を準備中である、という情報が入りました。それが本当であれば、石垣市にお願いする必要はなくなるかもしれません。もし民間で実現しない場合には、市での施設設置を要望します。
 どうか、多くの市民がペットを家族同然に大事にしていることを、ご理解いただきますようお願い申し上げます。


火葬施設については、大浜氏中山氏共に、選挙マニフェストに掲げてくださいました。


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以上です。

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公開質問状。良い取り組みですね。

選挙前に思うことのひとつに、公約の文を読むだけでは内容がわかり辛いということが多々あります。
具体的には?その根拠は?どのようにして?こうした場合は?のように、公約文だけでは今ひとつ
判断のつかないものもありますので、このような公開質問状という取り組みは良いですね。

個人的には、現職の中山氏の回答が具体的な上、細部まで考慮されている印象を受けました。
大浜氏にも漠然とした回答ではなく明確なお答えを頂きたかったと残念に思います。

Re: 公開質問状。良い取り組みですね。

*猫好きさん
コメントありがとうございます。
なるべく多くの方に考えていただく材料にもなりますので、今回思いきって、このような取組をしてみました。
大浜氏のほうは、以前に、この問題については取り組まれたことがないと思いますので、
選挙戦のただ中で、あまりこの件について深く検討される時間がなかっただろうと思われます。
いずれにしても、両氏ともに、お忙しい中、直接会っていただき、耳を傾けてくださり、このような前向きなお返事をいただきましたので、今後の取り組みについては、注視し、また会として関わっていきたいと思います。
プロフィール

石垣島しっぽの会

Author:石垣島しっぽの会


石垣島しっぽの会は、

「飼い犬・飼い猫の適正飼育を促進し、捨て犬猫を減らし、

市民の相互理解による動物愛護精神の普及を図り、人と動物の共生社会を実現すること」

を目的とする活動を2012年から始めました。

詳しくはこちらをご覧ください。

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